企業や組織のしがらみなく、ユーザーが自然と発生させる口コミのことをUGCと言います。
UGCとは、User Generated Contentsの略で、日本語に訳すならは、「ユーザーが作ったコンテンツ」といった感じです。
口コミが大事な時代だからUGCがとても重要です。
SNSの口コミが増えると本当に売上に直結するのか?
SNSでの口コミ(UGS)が伸びると、どんなことが起こるかというと、まず指名検索が増えます。
指名検索とは、企業名や商品名などの固有名詞での検索のことです。
この指名検索が増えると売上に直結します。
指名検索で情報を調べている人と一般ワードで調べている人がいるとします。
どちらが実際の仕事につながりやすいかというと、圧倒的に指名検索です。
指名検索が増えるということは、それだけ売上に近いユーザーが増えるということです。
口コミが商品名やブランドの検索数に影響を与えるということです。
指名検索はリスティング広告による入札の競り合いに巻き込まれないのもいいところです。
UGCがどれだけ重要なのかはご理解いただけたと思います。
UGCの3つの特徴
- 情報の信頼性が高い
情報量が爆発している現代では、情報自体見てもらえないのが当たり前です。
しかし自然発生した口コミ(UGC)は、情報があふれかえっていてもしっかりとユーザーに届きます。
- 行動転換が起こりやすい
誰だって、広告で商品を勧められるより、友だちに勧められた方が行動を変えやすいですよね。
認知だけでなく購買行動まで動かすことができるのが口コミの力です。
- シャアされやすい
企業の宣伝のためにSNSをやっている人はほとんどいません。
インフルエンサーとして仕事している人以外は。
企業の宣伝より、UGCのほうが、ユーザーの共感を生みやすいし、シェアされやすいです。
SNSマーケティング成功の鍵はUGCが握っているといっても大げさではありません。
UGCの増やし方
SNSを運用担当者の話を聞いているとKPI(重要業績評価指標)が、フォロワー数になっておることが多いです。
フォロワーを増やすことは手段であって、目的ではありません。
「何のためにフォロワーが必要なのか?」を考えず、フォロワーを集めても意味がありません。
何のためのフォロワーを増やすのか?
それは、「自社商品やサービスを知ってもらい、購入してもらう人を増やすため」です。
フォロワーの多い、少ないだけをKPIに設定してはいけません。
インプレッションや成約率まで考えるべきです。
ですが、フォロワーを増やすことは間違いではありません。
ただ闇雲に集めても意味がないということです。
考えなければいけないのがフォロワーの質です。
しっかりとコンテンツを拡散してくれるフォロワーを獲得すること、UGCを増やすことに繋がります。
情報は企業から発信されたあとも、さまざまなユーザーを介して時間差で、さらに別のユーザーに伝わっていきます。