戦略

マーケティングミックス(4P)を超わかりやすく解説

今は、モノがあまる時代と言われています。

たしかに、「節分で恵方巻が余った」「クリスマスにコンビニチキンが売れ残った」なんてニュースも耳にします。

本当に良いモノを作れば勝手に売れるという時代は終わっています。

「差別化すれば」「オリジナリティを出せば」という考えもありますが、それは至難の業です。

差別性と優位性を持つモノができればよいのですが、ほとんどの商品は似たような商品で何かの機能が優れた形、もしくは多機能になっているものがほとんどです。

よほどキャラ立ちのある商品でない限り、「その商品を選ばなければならない理由 は生まれてこないのです。

でもネット通販は好調で、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングの取引量は増えています。

決して、モノが売れない時代ではないのです。

では、モノを売り買いするとき、決めてとなるものは何なのか?

値段、品質、デザイン、イメージ、感覚、ブランド…。

それらをまとめて整理するときの考えにマーケティングミックス、よく言われる「4P」があります。

マーケティングミックス(4P)とは?

  • 製品(Product)
  • 価格(Price)
  • 場所(Place)
  • プロモーション(Promotion)

の4つです。

ひとつずつ解説していきます。

製品(Product)

まず、製品の定義をまとめておきます。

製品とは、ニーズを満たすために市場へ提供されたもののことである。とコトラーが言っています。

続いて、市場に提供される製品には、有形財、サービス、経験、イベント、人、場所、資産、組織、情報、アイデアがある。とも言っています。

つまり、有名人のコンサート、個人情報、車の修理、ジュース、雑誌のネタ、遊園地のアトラクションも製品ということです。

ポイントは、どんなニーズが満たされるのかということです。

例えば、パンが焼きたいというニーズがあれば、トースターが製品です。

これは一般製品レベルです。

食パンがふんわり焼けるトースター。

一度に4枚焼けるトースター。

瞬間的に温まり焼く時間が短縮されたトースター。

色や形がかわいいトースター。

これはニーズを満たされる部分が潜在的なレベルまで満たしてくれる製品だということです。

価格(Price)

価格で考えることは、「価格を決めること」と「価格を変えること」です。

価格を決めるときに頭にいれておきたいことは、いくら正当な理由があろうと製品が売れなければ、マーケティングとしては失敗だということです。

いくら原価が高いから、手間暇がかかったからといっても売れなければただの言い訳です。

これは企業視点のコスト意識だということです。

価格は、自社のロジックだけでなく、競合他社の品質と価格や顧客のニーズといった外的要因も考慮しなければいけません。

顧客視点でも考えなければいけません。

ですが決して安ければいいというわけではないのです。

次に、価格を変えることについてです。

価格を変えることは、少なからず市場や業界に影響を及ぼします。

たとえば、値上げは商品価値を上げますが、他社は無関心となります。

値下げは購入機会となりますが、総需要を刺激し他社への挑戦を意味します。

また商品によっては、安売りには品質への心配にもつながることがあります。

ですので、頻繁に行ってもよいものではなく、慎重かつ十分に検討された戦略の一貫として行うべきです。

プロモーション(Promotion)

製品や価格など長所を最大限に活かす戦略を立てていくメディアを選ぶことがプロモーション効果の向上につながります。

ですので、むやみやたらと媒体に広告を出すだけではダメということです。

プロモーションは、「目的」「予算」「メッセージ」「媒体」「評価(効果)」をまず決めることからスタートするべきです。

そして、プロモーションは広告のように話を進めてきましたが、正確には正しくありません。

プロモーションは以下の5つから成り立っています。

  • 広告
  • 販売促進
  • パブリックレーションズ
  • 人的販売
  • ダイレクトマーケティング

広告は広告です。

販売促進はクーポンやポイントカード、まとめ買いによる割引、無料トライアルなどです。

パブリックレーションは、新聞記事、雑誌記事、テレビ取材などに無料で取り上げられることです。

人的販売は販売員や営業員による販売のことです。

ダイレクトマーケティングは、ネット通販などです。

場所(Place)

製品を市場に流通させる場所や経路ことです。

ターゲット層に確実に製品を届けることができる流通形態になっているかを考えます。

例えば、コンビニ、百貨店、ネット通販のどこで取り扱ってもらえるかということです。

同じ商品でも取り扱う場所で顧客がもつイメージが変わってきます。

このようにマーケティングミックス(4P)は、マーケティングを考える際の視点を提供しています。

つまり、「どのような製品を販売すべきか」「いくらで製品を販売すべきか」「製品の宣伝はどのようにすべきか」「どういったルートで顧客に届けるべきか」この4つに視点を考えることが、マーケティングと言えるでしょう。

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