ネット広告の普及により、広告のリーチは毎年拡大しているが、実はクリック率は昔に比べてだいぶ低下しています。
最近のネット広告の平均クリック率は0.1%です。
つまり広告を見た1000人中一人程度しかクリックしないのです。
ネット広告は無視されるのが普通なのです。
ただし、ネット広告のお客さまを理解し、ネット広告は無視されてることを前提に戦略的な広告プランニングをすると劇的にクリック率は上がります。
お客様の心理状態をよく理解すると、0.1%のクリック率を2倍の0.2%にすることや4倍の0.4%にすることは、そんなに難しくありません。
キャッチコピーの重要性
まずネット広告において、クリック率に1番の影響するのはキャッチコピーです。
見知らぬ人を一瞬で広告に注目させ、これをクリックさせてサイトに引き込んでいくためには、お客様の心にグサッと深く突き刺さるキャッチコピーが必要です。
このキャッチコピーの優越によって、クリック率になんと、時には最大2から3倍の差が出てきます。
そうキャッチコピーが一番重要なのです。
情報っぽくキャッチコピーを書く
ネット広告でクリック率が高いキャッチコピーは、特定のターゲットを狙ったキャッチコピーです。
「〇〇の方へ」「〇〇なあなたへ」と対象となるターゲット具体的に明記された募集広告のようなキャッチコピーです。
つまりネット広告では、関心のある人だけをサイトに引き寄せればいいのです。
商品のイメージをアピールするキャッチコピーを作る発想ではなく、テーマに興味のある人を「募集する、呼びかける」という発想でキャッチコピーを作ることで、劇的にクリック率は上がります。
さらに、このキャッチコピーの特徴は、クリック後のコンバージョン率にも同時に劇的に上がることがあります。
キャッチコピーで具体的にターゲットを募集しているため、クリックしてサイトを訪れる人は、商品の申し込みしてくれる可能性が高くなるからです。
クリック率もコンバージョン率も上がる、まさに一石二鳥のテクニックです。
続きが気になるような焦らしコピー
もう一つネット広告でクリック率が高いキャッチコピーは、続きが気になるような焦らしコピーです。
焦らしコピーは広告っぽくなく情報っぽいコピーであれば、さらにクリック率が劇的に上がります。
「クイズ番組で正解はCMのあとで」「TVCMで続きはWEBで」という焦らすパターンがありますが、それと同じ心理状態になるのです。
あくまでも広告は呼び水でありそこで商品をアピールして意味が完結しては誰もクリックはしません。
何らかのアプローチに惹かれた人たちをサイトに呼び込んだ後で、その商品に対するアプローチ行えばいいのです。
全部見せるより、チラリズムに人の心は動かされるのです。
ですので、このパターンのキャッチコピーを使う場合は、リンク先のサイトには必ずキャッチコピーの受けとなる答え情報をしっかり提供すべきです。
ただし、コンバージョン率は「特定のターゲットのみを狙ったキャッチコピー」の方が高いです。
理由は、焦らしコピーは、続きが気になるだけでクリックした人が増えるからです。